アルミアングルの基本特性と DIY メリット
アルミアングル(L 型材)は、アルミ角パイプと並ぶ DIY の定番素材ですが、“曲げ応力に強い補強材”という点でひときわ存在感を放ちます。比重 2.7 と軽量でありながら、L 字断面が荷重を2方向へ分散するため、棚受けやコーナーフレームの剛性向上に最適。等辺アングルは幅が同一で直角を取りやすく、箱物やフレームの「角出し」を正確に行えるのが利点です。一方、不等辺アングルは片側フランジを長く取れるため、壁面や床面に沿わせて“面”でビス止めでき、振動を嫌うオーディオラックやガレージの作業台脚に採用されています。
ニッカル商工株式会社では A6063-T5 を中心に、強度重視の A5052/A6005C/A7204 なども常備し、等辺・不等辺・R 付アングルまで規格フルラインアップ。最小 1×15×15 mm から最大 12×75×125 mm までカバーし、長さは 4 m・5 m・6 m から選択、さらに “必要寸法に切断して即日発送” というスピード感が DIY ユーザーに好評です。また、シルバー・ブラック・ブロンズ・ステンカラー のアルマイト処理材を用意しているため、「木目×ブラックフレーム」「コンクリート×ステンカラー」などインテリアトレンドに合わせたカラーマッチングも容易。アルマイト被膜はリンゴの皮のように母材を守り、指紋や酸化汚れを寄せ付けないので、屋外ベンチや水回りシンク補強にも向きます。
さらに、ニッカルでは R 無しピン角 と R 付きソフトエッジ の2系統を選択可。子ども部屋やペットスペースには安全性を高める R 付き、インダストリアル調の無骨さを演出したいならピン角と、目的に応じた意匠設計が可能です。アルミアングルは「軽い・錆びにくい・カットしやすい」という三拍子に加え、直角精度が高い ため木材より組み立て誤差が小さく、初めての DIY でもプロ並みの仕上がりを狙える点が最大のメリットと言えるでしょう。
DIY プロジェクト別・アルミアングル活用実例集
- 重量級壁掛けシェルフフレーム
●材料:2×25×25×4000 mm 等辺アングル+1×20×40 mm 不等辺アングル
●製作ポイント:不等辺材を壁にビス留めして“根太”代わりに、等辺材で棚板を囲む。荷重を壁面に面で分散するため、石膏ボード+下地でも 20 kg 超のレコードを安心して収納可能。ブラックアルマイト仕様を選べば、スピーカーやアンプの金属パーツとも調和し、ビンテージオーディオを引き立てる。 - 折り畳みキャンプキッチンテーブル
●材料:1.5×30×30 mm 等辺(天板枠)、1×20×20 mm 等辺(脚フレーム)
●加工:脚側アングル両端を 45° トメ切りしヒンジで連結。ニッカルの 45° 切断サービス を利用すれば、現場では M5 ボルトで組むだけ。総重量 2 kg 台で耐荷重 15 kg、家族4人分のクッカーを載せてもたわまない。生地材にクリアアルマイトを追加すると焚火周りでも腐食しにくい。 - ガレージ用ロードバイクスタンド
●材料:3×40×40 mm 等辺(縦フレーム)、2×30×50 mm 不等辺(ベース)
●ポイント:L 字のコーナー剛性で横揺れに強く、収納時は 75 mm 幅に折り畳める設計。ベース接地面にロングフランジ不等辺を使うことでタイヤの滑りを防止。ステンカラーアルマイトはチェーンオイルが付着しても拭き取りやすい。荷重・傷対策で A6005C 材質を選び、フレームねじれを最小化。 - 室内グリーンハンガー&ハニカムパーテーション
●材料:2×15×30 mm 不等辺+アルミハニカムパネル
●組立:不等辺アングル内側フランジにΦ5 穴をピッチ 150 mm で加工し、そこへ植栽用 S 字フックを差し込む。外周はハニカムパネルをはめ込んで自立式パーテーションに。ニッカルの 穴あけ+アルマイト同時発注 を活用すると、仕上げ研磨が不要で時短。 - デスク下ケーブルトレー
●材料:1.2×10×30 mm 不等辺(背面)、1×15×15 mm 等辺(サイド)
●コツ:不等辺の長辺を天板裏にタッピングビス止めし、短辺に配線を載せるシンプル構造。等辺材は両端キャップで安全性を確保。シルバーアルマイトはメープル天板と相性が良く、配線の視認性も高い。
これらの例に共通するのは「木材やスチールではオーバースペックまたは加工が難しい」場面を、アルミアングルの直角剛性と軽さで置き換える発想です。ニッカル商工の 電話 0120‑163‑256(平日 9:00–11:59/13:00–17:00) に設計図や完成イメージを送るだけで、最適な板厚・材質・表面処理をプロが提案。必要な加工をワンストップで依頼すれば、届いた部材を六角レンチだけで組むだけなので、作業時間と工具コストを大幅に削減できます。
失敗しないアルミアングルの選定・加工・購入ガイド
①サイズ選定=荷重×スパンを逆算する
同じ厚みでもスパンが長いほどたわみは増加。例えば 2×30×30 mm 等辺で 1 m スパンに 10 kg 荷重を掛ける場合、中心たわみは約 1.4 mm。見た目の歪みを 1 mm 以下に抑えたいなら 3×30×30 mm へアップグレードするか、支柱を追加してスパンを 700 mm に短縮する。荷重計算が難しい場合は、ニッカルの営業担当が Excel 設計シートで即座にシミュレーションしてくれる。
②加工方法=“内 R” と “外 R” を理解する
R 付アングルの場合、内角に 2–3 mm の丸みがあるため、コーナー部にボルト固定する際はワッシャー幅を確認。ピン角アングルなら板材密着度が高い一方、手を切りやすいのでバリ取り必須。ニッカルの 面取り加工サービス を利用すると、安全と作業性を両立できる。
③表面仕上げ=環境で選ぶアルマイトカラー
屋外(バルコニー、カーポート)は紫外線退色に強いブラック/ブロンズ、キッチンや水槽台はステンカラー、室内インテリアはシルバーが定番。カラー選定に迷ったら、生地材で組み上げ→使用環境を確認→後から希望色で再アルマイトというプランも可能。
④発注の流れ=“図面レス”でも OK
1) 用途とおおまかな寸法を電話かメールで伝える
2) 担当がサイズ表から推奨材を提案し、加工有無をヒアリング
3) 見積書をメールで受領(在庫品は当日、特殊形状は 1–2 日)
4) PayPal/掛け払い/銀行振込で決済後、最短当日出荷
5) 到着後すぐ組立て、完成プロジェクトを SNS 投稿――というスムーズさ。
⑤コスト最適化=余尺を“治具”に活用
4 m 材を必要寸法に切断した際に発生する余り(端材)は、簡易クランプバーやディスプレイスタンドに転用可能。ニッカルでは端材の同梱も無料対応しているため、追加材料費ゼロで治具を作れるのも嬉しいポイントです。
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アルミアングルは、軽さ・剛性・加工性・意匠性 を兼ね備えた万能素材であり、直角精度が要求される DIY でこそ真価を発揮します。ニッカル商工株式会社の「規格全サイズ+ワンストップ加工+迅速見積もり」体制を活用すれば、“アイデア段階” から “完成” までの距離が劇的に短縮。次の週末は、あなたの創造力をアルミアングルに乗せて、これまでにないスマートな DIY 作品を形にしてみませんか?